エムカワ〜るど

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パソコン背負って

              

「エムカワさん、中古の安いパソコンあったら、持って来てくれません?」

ミコノ・インターナショナルからのメールだった。
ノートよりデスクトップの方が安いよなあ。

市内のマニアックなパソコン屋に行ったら、あった、あった。
スペック的にも十分だ。
でもさぁ、重いぢゃん!


というわけで、σ(・_・)のバックパックに、段ボールで巻かれて入っている。
10キロ超だ。
家から駅までけっこう距離がある。
ベルトが肩に食い込むゾイ。

電車を乗り継ぎ、横浜から羽田へ。

羽田で換金しようとしたのだけれど、「こちら(搭乗ロビー)にはございません…」という返事だった。

到着ロビーのほうに行かないとないらしい。
「まあいいや、関空で換えるから」と思って今、関空。

搭乗手続きしようか、それとも換金か。
ちょっと迷ったが、まず換金することにする。

両替所まで行くと、なんと窓口を閉めるところだった。
午後10時半に閉店だという。
あと4分で換金できなくなるところだった~(=^‥^A アセアセ・・・

ケニアビザをナイロビ空港で取るつもりだったから、ドル紙幣がないと困るンである。
先に飛行機の手続きしてたら間に合わなかった。
こっちが先でよかった。



出国

出国手続きを終え搭乗ゲートまで来た。
ふと見ると、改札機の向こうにスーツケースがひとつある。
( ̄~ ̄;)ウーン・・・ 似てるんだけど。
ほどなく放送が入った。

σ(・_・):「○○です」

係 官 :「チャッカマン、入ってますよね?」

σ(・_・):「はい、頼まれたので入れたんですが…」
     「ネットだと、北米線はダメだとありましたが、他は…」

係 官 :「それは手荷物の場合ですね」
      「機内預かりは全面禁止になっております」
      「手荷物も、喫煙用にライター1つだけという制限がございます」
      「チャッカマンは、ライターとは認められませんので…」

σ(・_・):「そうなんですか…」 ~(=^‥^A アセアセ・・・

せっかく再充填できるタイプにしたのに。
もったいないけど仕方がない。
書類のいくつかにサインをした。


機内に入り席に着く。
ほぼ満員だ。

いよいよ離陸。
しかし、σ(・_・)のヨコの席はずらっと空いたままだった。
ラッキー\(^^\)(/^^)/チャチャチャ 横になって眠れる。




ドーハ

ドーハ空港のターミナルビルは小さい。
免税店も多くはない。
飛行機への搭乗はシャトルバスで移動する。

しかし、敷地内では建物の拡張工事が進められている。
数年したら、空港はかなり変貌しているだろう。

セキュリティーチェックで、バックパックの中身を出せという。
Σ(− −ノ)ノ エェ!?

出すのタイヘンなんだよ、パソコンをダンボールで巻いて、キッチキチに入ってるんだから。
仕方なしに引っ張り出したら、「ダンボールから出せ」と言う。
テープを剥がさなければならないぢゃん。

ため息つきつき粘着力の強いテープを少しずつ剥いでいると、他の係官が来て、「こっちで見る」とべつのX線検査機に持っていった。

最初の係官が面白くない顔で、「それはコンピュータなんかじゃないぞ!」と叫んでいる。
しかし、「これはコンピュータだよ」とこっちの係官は通してくれた。

米国のテロ以来、どこでもきびしいよなあ。
通れたからいいけど。



ナイロビ、ジョモ・ケニアッタ空港

入管の係官、おばちゃん2人だった。
英語で質問してきたので、すかさず「スワヒリ語で言ってくれ」とσ(・_・)

英語でなら事務的に進めるんだろうけれど、スワヒリ語だったのでちょっと違った。

「日本から来たんだよね?」
「ネットで見たんだけど、母親が自分の子どもを食べたって?」

σ(・_・)、ku-la(食べる)と ku-ua(殺す)を聞き間違えたんだろうけど、しかしこれは、日本人として話題にしたくない。

「それは、たぶん…ウソだよ」
「だって、ネットのニュースで見たよ…」

そんな会話をしつつ、ハンコをポンと打って「行っていいよ」と係官。
大使館でビザを取得している人たちよりも早い、入国一番乗りだった。
ま、一番に通過しても荷物が出てこなければ意味ないんだけどね。

荷物を待っているあいだ、帰りの便が気になっていた。
ネットだと、空港にあるカタール航空のカウンターに行けばできるとあったので、係官をつかまえて訊いてみた。

「リコンファームしたいんですが、カタール航空はどこですか?」
「街にオフィスがある、心配ない」

街には行くし、ま、後でいいか。



税関

スーツケースを開けろという。

こちらは、着替えとインスタントラーメンくらいでたいした物は入っていない。
バックパックにはパソコンが入っているので、開けられずによかった、とホッとする。

じつは、ガリッサで知ったのだが、最近ケニアではパソコンがタックスフリーになっているということなのだった。
それならパソコン持込でもめることなんてないじゃん。
要らぬ心配をしていたのだ。


ロビーには「ミコノ」のO君が出迎えてくれた。
タクシーに荷物を載せて、空港からナイロビ市内へ向かう。

日本は梅雨だが、南半球にあるナイロビはこれから冬。
涼しい風が車内を吹き抜ける。
落ち着く、とても落ち着く。
ずっと、ケニアにいたような感覚になる。



両替

15時半、ハーリンガムにある「ミコノ・インターナショナル」のオフィスに着いた。
まだ時間的に余裕がある。
リコンファームと両替のため、O君とマタトゥで街に向かった。


カタール航空のナイロビ・オフィスはグランド・リージェンシー・ホテルの中にあるという。
グランド・リージェンシー、五ツ星の高級ホテルである。

σ(・_・)には縁のないところだな、と思いつつオフィスを探した。しかし、フロントで聞いた場所にはだれもいない。
なんと、ナイロビ・オフィスは引越しの最中なのだった。
Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

仕方がない、両替だけして帰るか。

米ドルならハーリンガムの両替所でもよいが、日本円の場合、場所によってレートにかなり差がある。
街の中のいくつかを回って、一番よいところで両替した。



夕食

「今日の夕食はどうしましょうかね?」とO君。
うーん、どこでもよいけど…。

で、けっきょくミコノ・オフィスから歩いて1分のエチオピア料理店で夕食ということになった。
ここは、安くてうまい。
知らない人は、ドコに店があるんだ? というようなところが入り口になっている。

入っていくと、日本人の大学生とおぼしき年代の男女5〜6人に囲まれて、どこかで見たような人が座っていた。

「あれ、先生、どうしたんですか?」
σ(・_・)たちの顔を見るなり、「おお!」と白く寂しくなったアタマを隠した。
獣医のドクター・カンベだった。

会うのは十数年ぶりだが、相変わらずひょうきんなヒトだ。
ドクターたちは、すでに食事を終えていて、テレビのワールドカップの観戦しているところだった。

「先生、ここのオススメはなんですか?」とO君。
「2人分だったら、ドゥルドゥル・ハーフ(半分)とシロ!」と即座に返答があった。
σ(・_・)たちは、オススメの品と冷たいビールを注文し、観戦に加わった。

ケニアでビールを注文する場合、「冷たい」とアタマにつける必要がある。
さもないと、ぬるいビールが出てくる。
ケニア人はぬるいビールを飲むのがふつうだからだ。
ヾ(@⌒¬⌒@)ノ ウマヒィ     

久々のエチオピア料理に舌鼓を打った。