

いよいよ帰国 ミコノのメンバーに見送られて、搭乗手続きをする。 スチュワーデスが、ビジネスクラスをしきりに勧める。 「今だったらキャンペーン中だから、200米ドルアップでエコノミーからビジネスにできるよ」とうるさい。 ちょっと心が動いたが、待てよ。 「それって、関空まで?」 「ドーハまで」 「ぢゃ、いらない」 機内に入ると、なーるほど。 ガラガラである。 少しでも収益を上げたかったのだ。 考えてみれば、カタール航空のナイロビ・オフィスは引っ越し中で電話が通じないんである。 乗客も少ないわけだ。 σ(・_・)の通路を挟んだとなりの席には、ケニア人のおばちゃんふたりが落ち着かない様子で座っている。 訊くと「飛行機はじめてなの」とのことだった。 シートベルトも扱いもわからないようだ。 ベルトの緩め方とかテレビのリモコンとか、いろいろ教えたらとても感謝された。 しぐさは日本人のおばちゃんと変わらないな。 トラブル発生 なんだが不完全燃焼の臭いがする。 そのうちジェットエンジンが止まった。 右側のエンジンが不調のでチェックする、とアナウンスが流れる。 テイク・オフの時間は過ぎたが動きそうもない。 メカニカルトラブルで修理するので機外へ出るよう指示があった。 ケニア航空から部品を調達するので40〜50分で修理できるようだ。 だんだん腹が減ってきた。 ロビーで待っていると、食事の用意ができたとアナウンス。 チキンサンドとクロワッサン、オレンジジュースをいただく。 待てど暮らせど状態は変わらない。 空港のレストランでディナーの支度をした、と連絡あり。 ぞろぞろとレストランへと向かうが、遠い。 エレベータを乗り継ぎ、階段を昇りたどり着いた。 みんな山ほど荷物を持って移動している。 そんなに機内に入るんか、ってくらいである。 今回は空いているからいいけど。 レストランでバイキングなのだが、支度に手間取っているようである。 ロビーではバラバラだったが、だんだんグループができてきた。 白人、韓国人の家族、黒人。 乗客のうち日本人はσ(・_・)ひとりという、まったくめずらしい状態。 なので黒人グループに混ざっていた。 堪忍袋の緒が切れたか、白人のおばさんが抗議している。 こんなとこで怒ったってしょうがないのだが。 乗客が皿を持って並び始めた。 あわてることはない、さっきパンを食べたばっかりなのだ。 そのうち、客室乗務員のおねえさん方がさっそうと現れた。 そして、バイキングの列に並んだ。 客より早く並ぶなよ! ッてつっこみ入れたくなる。 日本じゃ考えられない、ってか、そもそも同じところで食わんだろ。 レストランで食事が終わり、またまた出発ロビーに戻る。 遠いってば。 けっきょく飛行機は飛べず、ホテルに宿泊となった。 ナイロビ市街へバスは走る。 で、着いたところは、グランド・リージェンシ・ホテル。 カタール航空のリコンファームで行ったところだ。 まさかここに泊まれるとは思わなかったので、びっくりである。 高級ホテル さて、チャックイン。 ホテルのカウンターに行列である。 受付窓口は2つしかない。 もっと効率よくできないんか。 それぞれ用紙を配って書き込んでもらうとかさ。 30分も並んでしまった。 きれいな部屋である。 シャワー室清潔だし、お湯も出る。 ただ、日本と違って大浴場のないのはさみしいかも。 出発の朝 しっかし、豪華なホテルだ。 σ(・_・) 泊まっちゃったんだよね、ホントに。 翌朝、朝食はバイキング。 ご飯とみそ汁はないけどね。 出発の連絡が入った。 玄関には数台のマイクロバスが止まっており、乗客の荷物を屋根に載せる作業をしている。 スーツケースの重さは約20キロだから、きつい作業だ。 ナイロビの朝は寒い。 南半球だから、6月は冬なのだ。 息が白い。 マイクロバスに乗り込む。 ドライバーがエンジンをかけようとしたが、かからない。 セルモーターが回るのみだ。 σ(・_・):「カマ ンデゲ(飛行機と同じぢゃん)」……ボソソ( ̄。 ̄ )ボソ... 車内に笑いが起こった。 何とかエンジンがかかった。 渋滞の街を抜け、バスは空港を目指す。 こんどは、問題なく飛行機は飛び立った。 ドーハにて さて、ドーハである。 砂の中に町があるって感じだ。 空港のカウンターで、ドーハから先の受付をした。 日本へのフライトまで空港で待つのだろうと思っていたら、ホテルを用意しているという。 ドーハの街を見るのも悪くないね。 スーツケースをガラガラ引きずり、カタール航空のマイクロバスへ。 パキスタン人が声をかけてきた。 確かナイロビの空港で見たような気がする。 癖のある英語だ。 σ(・_・)英語苦手なんだよね。 半分くらいしか意味がわからない。 ま、ビジネスじゃないし、てきとうに返事をする。 ドーハはあちこちで工事をしている。 建築ラッシュなんである。 ナンでこんなに派手にやってんだ? って思ったら、今年はアジア大会がここで開かれるんだよね。 Mercure Accor hotels きれいなホテルである。 とりあえずシャワーを浴びる。 夕食はバイキング。 なんかリッチな生活しているなあ。 ロービーで、さっきのパキスタン人が声をかけてきた。 「一緒に食事をしよう」と言う。 オーストラリア人の夫婦と同じテーブルに着いた。 カタールだと、こういうグループになるのかな。 でも、オーストラリア英語がわからない。 ケニア人の英語に慣れてしまったのか、発音が全く聞き もともと、英語苦手なんだよね……ボソソ( ̄。 ̄ )ボソ... ま、ビジネスじゃないし、てきとうに返事をする。 話が見えないので、長居はつらい。 フライトの時間まで余裕があまりないので、それを理由に、お先に失礼した。 せっかくドーハにいるのだから、少し雰囲気を味わっておこう、ということで、ちょっと外出してみる。 ホテルを出ると、暑い。 やはり中東だ。 シャンデリアの店がある。 日本には絶対ないゾ。 ホテルの隣のビルに入ってみる。 中に入ると冷房が効いていてとても涼しい。 うーん、ここはドーハのアキバかもしれない。 パソコン屋が並んでいた。 わずか10分、ドーハの街をちょこっと歩いて、ホテルに戻った。 帰れる? さて、空港行きだ。 用意してくれた車に乗り込む。 σ(・_・)ひとりである。 ドーハの車のナンバーはアラビア数字。 日本で呼んでいる「アラビア数字」とは違うよね。 空港に着くと、さて手続きである。 「ちょっと待て」とのことで、しばし待つが、その後なにもない。 忘れられちゃったんか? 不安になって受付に行くと、やはり「ちょっと待て」だった。 フライトの時間が近づいてくる。 係官がやって来て言った。 「エコノミークラスが満席なので、キャンセル待ちになります」 (゚◇゚;) ゲッ 今日は日本に帰れないかもしれない。 ま、あのホテルに戻れるのなら、まあいいけど。 って、今日帰れないと困るんだよね、すでに一日遅れてるし。 時間は過ぎてゆく。 イライラしながら、待つ。 出発予定時刻20分前。 もう一泊かな、とあきらめかけたら係官がやって来た。 行列を追い越して、セキュリティーチェックを受ける。 出発予定時刻10分前。 搭乗手続きでスーツケースを計測器に乗せた。 受付の係官が「もう遅い」という顔をして首を横に振る。 私に付いて来た係官と相談している。 けっきょく受付して貰えた。 (^。^;)ホッ 急いで出国手続きを済ませ、機内に入ったのは、ちょうど出発予定時刻だった。 私の席は? ひろい! ビジネスクラスだった。 |