エムカワ〜るど 

だいたいナイロビ編 ガリッサ編 資料編

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ナイロビ〜ガリッサ


スーパーコーチ社のバスに乗車する。
           

バスの周りにはみやげものの売り子がやって来て、乗客に売り込んでいる。

しかし、ケータイ電話のケースやら財布やら、買う人いるんだろうか?
と思っていたら、アラブ系のブイブイを着たオバちゃんが財布を買っていった(;^。^A アセアセ・・


この会社のバスは時間通り動くらしい。
13時、ジャスト・オンタイム、ガリッサ行きのバスは出発した。

ナイロビの街は渋滞している。
新しい道はできず、車だけが増えている。



  

ダウンタウンをぬけ、郊外に出る。
アフリカらしい風景が広がり始める。
         


途中、ティッカのバス停に止まった。

バス停に並ぶ売店はほとんど閉まっていた。

オバサンたちが野菜や果物、飲み物を手に駆け寄ってくる。

3分ほど停車し、バスは再び走り出した。


あちこちにポリスチェックがある。
自家用車はほとんど止められることはないが、バス、トラックは必ずといっていいほど止められるそうだ。

バスの運転手は毎日通っているのだからポリスとは顔見知りのはずなのだけれど、いつも免許証提示を求められるらしい。

なんでだろう。

     

虹が出た。
小さな雲がスコールを降らせている。
こんな光景もアフリカならではだ。

ピックアップの荷台にたくさん乗っているけれど、ケニアでは違法ではない。

地方に行くと交通手段が限られてくるので、こういう姿はよく見かける。


この頃は自転車がかなり増えた。

ケニアにはトゲのある木が多い。
そのトゲは、自動車のタイヤさえ貫いてしまうほど鋭い。

自転車のタイヤなんてひとたまりもない。
なので自転車修理屋がたくさんある。
そして、必ずといっていいほどパンク修理している。

道は悪いし、パンクするし、歩いたほうが速いんじゃないだろうか。

かつて、ガリッサでは、自転車を持つことがひとつのステータスシンボルで、日本でいえば「いつかはクラウン」みたいなところがあった。
なんて、そこまで言うとオーバーなんだけど、住民はそれだけ貧しいんだよね。

ところで、今の自転車の価値ってどのくらいなんだろう。


この季節の、ガリッサへ行く道は好きだ。
たくさんの蝶が飛ぶから。

黄色や白の蝶が地上におりていて、車が近づくといっせいにサッと舞い上がる。
まるでさくら吹雪のようにひらひらと踊っている。
その光景が、とても美しいのだ。


陽がずいぶん傾いてきた。
あと1時間ほどでガリッサに着く。

バンガリのゲートが近づいてきた。
バス停に止まると、小学校高学年くらいだろうか、ソマリの女の子たちが何十人も集まって来た。
黄色い500mlくらいの容器を頭の上に突き上げて騒いでいる。

「ミルク! ミルク!」

ヤギなのか牛なのかわからないが、しぼったばかり(だと思う)のミルクを売っているのだ。
でも、このバスの乗客、誰ひとり買う者はいなかった。


モンバサへ行く道路との分岐点を過ぎ、タナリバー(川)の橋に着く。
ここを過ぎればガリッサの町だ。
陽は沈み、あたりは真っ暗になっている。

19時過ぎ、ノマ・ホテルの前で下車。
ほどなく、ミコノの迎えの車がやってきた。

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